キャベツレシピ一覧
キャベツの効能(薬膳)
【五味】甘味
【五性】平性
【帰経】肝胃腎
【効能】健胃・補五臓・化湿・補腎・清熱・強筋骨
【適応】胃腸虚弱・胃もたれ
【作用】抗潰瘍(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)
薬膳ではキャベツには、胃の働きを助ける作用があるとされ、胃もたれ、胃痛、ゲップ、消化不良などに有効で、胃潰瘍の予防にも効果が期待されています。
骨を強くしたり、内臓の機能を調節し回復させる働きもあるため、虚弱体質の改善には継続して食べるとよいでしょう。
栄養面では、市販の胃腸薬にも配合されているビタミンU(またの名をキャベジン)を含み、胃粘膜を保護する作用や胃酸の分泌を抑制する作用があるため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や改善に効果が期待されます。
また免疫力を高めてカゼの予防や美容に欠かせないビタミンⅭが豊富で、大き目の葉っぱ2枚分で1日の必要摂量が摂れるほどとか。
他にも骨を形成するのに必要なビタミンK、便秘の予防や整腸作用に役立つ食物繊維なども含まれ、大変栄養価の高い野菜です。
ビタミンⅭやビタミンUは熱に弱いので、効果を期待するなら生食がおすすめですが、冷えやすい方は生姜やマスタードなどを合わせたドレッシングをかけて食べるとよいでしょう。