食性の色分け…=体を温める温熱性/=体を冷やす寒涼性/=温めも冷やしもしない平性

材料 2人分

  • EVオリーブオイル   適量
  • ゆり根        10片程
  • 砂肝           150g
  • マッシュルーム     10個
  • にんにく     1片
  • 自然塩      少々
  • 鷹の爪      少々
  • フランスパンなど

作り方

  1. ゆり根を下処理する(下記参照※)。
  2. 砂肝を下処理する(下記参照♦)。
  3. マッシュルームは湿らせたキッチンペーパーなどで汚れを落とし、石づきを切って1/4に切る。
  4. にんにくは叩いて軽く潰し、半分に切る。
  5. 耐熱皿に水けを拭いた①②③④を入れ、鷹の爪オリーブオイルを7分目まで回し入れる。
  6. 180℃~200℃のオーブンで10分、または魚焼きグリルで10分(途中でかき混ぜる)焼いて完成。
  7. フランスパンなどをオイルに浸して食べると絶品です。

※ゆり根の下処理※

①使う分だけ外側から鱗片を一枚ずつはがす。
②茶色くなっている所はピーラーか包丁でそぎ落としてよく洗う。

!残ったゆり根はオガクズ(なければキッチンペーパー)に包んで冷蔵庫で保存すると長持ちします。

♦砂肝の下処理♦

★側面にくっついている青白い「筋」を取り除き、火の通りやすい大きさに切っていきます。

①砂肝は洗って水けを拭き取る。
②写真のように筋を下にして置き、真ん中の筋からそぎ落とす(包丁をまな板に押し滑らせるようにして)。又は、手でめくるように剥がすこともできる。

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青い筋を包丁で切り落として、2つを切り離し、さらに半分に切る。
手で剥がす場合は、キッチンペーパーを使うと滑りにくい。
真ん中のつなぎ目の筋を剥がしていくと、2つが離れる。
手で剥いだ方が、薄くてきれいに剥がれる。
大きい場合は、縦にも切り込みを入れてから半分に切ると火が通りやすくなる。

!加熱時のポイント

▼魚焼きグリルで焼く場合は、
強火4分で火を消す→2分置いてかき混ぜる→弱火2分で火を消す→2分置くというように様子を見ながらすると失敗しないです。

▼オーブンの場合も途中でかき混ぜると火が通りやすくなります。

▼フライパンやスキレットの場合は煙が出ない程度の火加減でゆっくり調理して下さい。

良質な油ほど発煙点が高く、酸化しにくいといわれていますが、
酸化すると味が落ちてしまうので、グツグツ煙が出るほど煮てしまわないよう調理することがポイントです。

砂肝とゆり根のアヒージョの薬膳効能

ゆり根には肺や気管を潤す作用があり、砂肝には消化機能を高める作用があります。

オリーブオイルには腸をなめらかにし、腸のぜん動運動を高める働きがあるため、排便を促し便秘解消に有効な組み合わせです。

栄養面でも、ゆり根には便秘解消に有効な水溶性食物繊維のグルコマンナンが豊富。

また古くから滋養強壮効果があるとされ、「百合(びゃくごう)」という咳止め、利尿、安眠の漢方薬として用いられています。

砂肝レシピと薬膳効能はこちら

ゆり根レシピと薬膳効能はこちら

きのこ類レシピと薬膳効能はこちら

※EV(エクストラバージン)オリーブオイル

体に良いといわれるオリーブオイルですが、見極めが肝心です。
アヒージョはオリーブオイルが主役なので、是非良質なオリーブオイルを使って下さいね。

日本のEVオリーブオイルは、国際オリーブ協会(IOC)の定めるEVオリーブオイルの基準よりもかなり低いといわれています。

品質のカギとなる酸度は光によっても酸化が進むため、遮光瓶に入っていなければ低品質なもの、または酸化が進んでしまっているのではないかと考えられます。

またオリーブオイルに限らず酸化した油は、老化を促進させ発がん性をもつといわれていますので、開封後も冷蔵庫ではない冷暗所に保管し2~3か月で使い切れるサイズのものを購入されることをおすすめします。