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ゆり根レシピ一覧

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えびとゆり根の茶わん蒸し
sunagimoyurineahi-jyo
砂肝とゆり根のアヒージョ
yurinenookayu
ゆり根のお粥

ゆり根の効能(薬膳)

【五味】甘味・微苦味
【五性】平性
【帰経】心肺
【効能】潤肺・止咳・清心・止咳・安神
【適応】咳・動悸・不眠
【作用】精神安定

(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)

乾燥ゆり根は、古くから滋養強壮効果があるとされ、「百合(びゃくごう)」という咳止め、利尿、安眠の漢方薬として用いられてきました。

生のゆり根にも同様の作用が期待でき、肺を潤し咳を止める作用や、便通をよくしたり、お肌を潤す効果があるといわれています。

また心を落ち着かせる作用があるとされ、イライラしているときや不眠にも役立ちます。

ただし冷え性で下痢をしやすい方は、血の循環に不利な止血作用や下半身を少し冷やす作用があるので控えめに。

ニキビや吹き出物が出やすい方にはよいでしょう。

栄養面では、でんぷんが主成分で糖質も含む高カロリー食材。

高血圧の予防やむくみの解消に役立つカリウムが豊富で、葉野菜に含まれるカリウムと違ってゆでても流出しにくいのが特徴。

糖質・脂質・たんぱく質の代謝、皮膚や貧血に関わるビタミンB1、B2、鉄、葉酸、ビタミンⅭなど豊富な栄養素を含み、ビタミンB1は「神経ビタミン」ともいわれ、不足するとイライラしたり、物忘れがひどくなったりするといいます。

また食物繊維が豊富で、便秘の解消に役立ち、グルコマンナンという水溶性食物繊維が豊富に含まれます。

グルコマンナンは水分と一緒になると膨らむ性質があるため少量でも満腹感が得られ、体内の有害物質を吸着して一緒に排出する作用があるため、血中コレステロールや血圧を下げる効果が期待できる成分です。