ピーマンレシピ一覧
ピーマンの効能(薬膳)
【五味】甘味
【五性】平性
【帰経】肝心胃腎
【効能】理気・除煩・平肝・和胃
【適応】瘀血
【作用】血栓予防・食欲増進・精神安定(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)
唐辛子の辛みを取り除いて作られたものがピーマンで、同じく唐辛子を改良し、甘味を持たせて生食できるようにしたものがパプリカ。
薬膳では、どちらも気の流れを活発にし、イライラや憂鬱感、お腹の張り、頭痛、血行不良などの改善に有効とされています。
栄養面では、カゼの予防や肌荒れ、免疫力アップに役立つビタミンⅭや抗酸化作用のあるビタミンE、さらに高い抗酸化作用とがん抑制作用をもつというβ-カロテンなどを豊富に含み、ピーマンと比べるとパプリカの方により多く含まれます。
ビタミンⅭの含有量はレモンの2倍ともいわれ、ピーマンのビタミンⅭは加熱しても失われにくいといわれています(ビタミンPの作用で?)。
またピーマン特有の青臭いにおい成分ピラジンには、血液の老廃物を取り除き、動脈硬化や心筋梗塞を予防する効果があるといわれています。
夏は暑さで身体の水分や栄養分が消耗し、血液がドロドロになりやすいので、血を補う食材と一緒に、ピーマンを食べると良いでしょう。