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なすレシピ一覧

saketonasunonannban
鮭となすの南蛮漬け
yakinasu
薬味たっぷり焼きなす
nasunonimono
なすとオクラの煮干し煮
natuyasaisubuta
夏野菜の酢豚

なすの効能(薬膳)

【五味】甘味
【五性】涼性
【帰経】脾胃大腸
【効能】清熱・活血・利水・消腫・健脾・和胃
【適応】煩熱・血便・小便不利・むくみ・食欲不振・胃の不快感
【作用】血行促進

出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)

夏が旬のなすには、体にこもった熱を冷まし、血流の滞りをなくして止血する作用があるとされ、のぼせや鼻血、血便など、出血の症状の緩和に有効とされています。

胃腸の働きを整える作用もあり、食欲不振や夏バテの改善にも良いでしょう。

栄養面では、90%が水分でビタミンやミネラルなどの栄養素は少ないのですが、抗酸化力の高い成分が多く含まれ、高血圧や血流の改善に効果が期待されています。

皮にはポリフェノールの一種で強い抗酸化力があるナスニンが含まれ、コレステロール値を低下させ、高血圧や脂質異常症など、血管のトラブル予防に作用します。

また紫色素成分のビタミンP(ルチン)とよばれる成分は、ビタミンⅭの働きを助けたり、毛細血管の強化、血流を促進する働きがあるといわれています。

果肉にも、抗酸化力の高いポリフェノールの一種であるクロロゲン酸や、胃液の分泌を促すビタミン様物質であるコリンという成分が含まれ、コリンは血圧を下げる効果が注目されています。

クロロゲン酸はナスのえぐみ(アク)の正体なのですが、抗酸化作用は逃したくないので水にさらす時間は短めに。