ゴーヤレシピ一覧
ゴーヤの効能(薬膳)
【五味】苦味
【五性】寒性
【帰経】心脾胃
【効能】解暑・明目・解毒
【適応】暑気あたり・発熱・下痢・目の疲れ(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)
夏が旬のゴーヤは、薬膳では体を冷やす作用が強く解毒作用があり、暑気あたりの解消に有効な食材とされています。
吹き出物や口内炎など、皮膚の炎症、目の充血を抑える働きもあるといわれています。
栄養面ではビタミン、ミネラルが豊富で特にビタミンⅭは、ゴーヤ1本にレモン約3個分のビタミンⅭが含まれるとか。
ビタミンⅭは紫外線による肌の老化を防いだり、コラーゲンを生成したりする働きがあるので、ゴーヤは夏の日焼け対策にも有効です。
またあの独特な苦味成分はモモルデシンといい、20種類以上ものアミノ酸からなるもので、胃腸を刺激して消化液の分泌を促したり、粘膜の状態を整える働きや、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
私はこれまでゴーヤの苦味の原因はワタだと思っていて、なるべくスプーンでワタを削り取っていましたが、苦味成分モモルデシンは皮の部分に含まれているそうです。
もし苦味を取りたい場合は、塩揉みをして洗い流すか、熱湯でさっと下ゆでを。
ワタや種には、果肉の1.7倍もビタミンⅭが含まれているそうなので、種は微妙ですが、ワタはなるべく残して調理するといいですね。