食性の色分け…赤=体を温める温熱性/青=体を冷やす寒涼性/黄=温めも冷やしもしない平性
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材料
- くるみ 10粒程
- 味噌 小1
- みりん 小1
- きび砂糖 小1
- 刻みネギ 大1
- ごま油 少々
作り方
- くるみをフライパンに入れ、2~3分乾煎りする(トースターでもok)。
- すり鉢で粗目に潰したら全ての材料を加えて混ぜる。
- レンジで30秒程加熱し砂糖が溶けたら完成。
くるみのネギ味噌におすすめ献立


くるみの薬膳効能
【五味】甘味
【五性】温性
【帰経】腎肺
【効能】固精・温肺・平喘・通便・健脳
【適応】腰痛・インポテンツ・遺精・頻尿・便秘・足腰の衰え・肌荒れ・慢性の咳と喘息
(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)
くるみはその形が脳に似ていることから、古くから脳の働きを良くするといわれ、胡桃肉(ことうにく)や胡桃仁(ことうにん)と呼ばれる漢方薬に用いられています。薬膳でも脳の老化予防や集中力、記憶力の向上などに効果が期待されるほか、滋養強壮・強精効果の高い食材とされています。
栄養面では、くるみには体によいとされる脂の不飽和脂肪酸α-リノレン酸が豊富。コレステロール値や中性脂肪を減らす作用があり、また体内で代謝されるとイワシやサバなどの魚油に多く含まれるEPAやDHAに変化するため、脳の神経細胞を活性化させ、記憶力や学習能力の向上や認知症の予防などに働きます。
ですが一方で、近年過剰摂取が懸念されるリノール酸も多く含まれ、10粒程度でご飯1杯分のエネルギー量になるというので、食べ過ぎには注意して下さいね。また、どんなに良い油でも酸化すると毒(発がん性を持つ)になります。開封後は早めに使い切れる量を購入することをおすすめします。