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里芋を使ったレシピ一覧

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里芋とベーコンの煮っ転がし

里芋の効能(薬膳)

【五味】甘味・辛味
【五性】平性
【帰経】脾胃
【効能】解毒・消腫・和胃・調中・化痰
【適応】便秘・下痢
【作用】消化促進・高血圧予防

(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)

一般的に出回っている里芋の旬は秋から冬になります。

薬膳では里芋には、胃腸の働きを助け痰を排出したり、慢性的な便秘を改善するのに適した食材とされています。また、咳や喉の痛み、打ち身や炎症止めに、すりおろした里芋と生姜に小麦粉を混ぜて、それを湿布として使う「里芋湿布」といわれる民間療法があるそうです。これは里芋に含まれるカリウムによる浸透圧を利用したものと考えられています。

栄養面では、里芋には体内の塩分を排出するカリウムや糖質の代謝に欠かせないビタミンB1、代謝に係わるモリブデン、腸内環境を整える食物繊維などが豊富に含まれます。また、里芋のネバネバ成分には、胃腸の粘膜を保護し、消化吸収機能や免疫力を高めたり、脳細胞を活性化させる働きがあります。

ただし、食べ過ぎるとガスが溜まってお腹が張ったり、余分な水分を溜めやすい性質があるので適量を心掛けましょう。