柿レシピ一覧
柿の効能(薬膳)
【五味】甘味・渋味
【五性】寒性
【帰経】心肺胃大腸
【効能】清熱・解酒毒・潤肺・止渇
【適応】咳・吐血・口渇・口内炎・酒毒・血便・熱による下痢・二日酔い・発熱・痔
【作用】利尿※陽虚体質、産後、便秘、血虚、脾胃虚寒の人が食べるのはよくない。
(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)
柿には解酒毒といって、アルコールの分解を促して二日酔いを解消する作用があります。
臨床実験では、柿を二日酔いの人に食べさせたところ、柿の血中アルコール分解を促進する効果が確認されたそうですよ。
これには柿に含まれるアルコールデヒドロゲナーゼという酵素が、アルコールを分解する際に生じる有害物質アセトアルデヒトの代謝を促する作用や、カリウムの利尿作用などがあるからだと考えられています。
薬膳では他にも、グレープフルーツや梨、柚子、パイナップルにも解酒毒作用があるといわれていますので、季節に合わせてご対処下さいね。
また、柿は寒性で咽を潤す作用があるので、顔が赤く熱っぽい方の口渇にも良いでしょう。
冷え症や胃腸の弱い方は、体を冷やす作用が強いので、食べ過ぎや食べ合わせにご注意下さい。
栄養面では、抗酸化・抗老化作用の高いタンニンやビタミンⅭ、がん予防効果が期待されるβーカロチンなどを豊富に含みます。