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ぶり(鰤)レシピ一覧

buridaikon
ぶり大根

ぶり(鰤)の効能(薬膳)

【五味】甘味・酸味
【五性】温性
【帰経】肝脾腎
【効能】補気・補血・滋陰・建脾
【適応】貧血・高血圧・骨粗鬆症
【作用】動脈硬化予防・血栓予防

(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)

ぶりは漢字で書くと「鰤」。師走(しわす)に美味しい魚ということが由来だそうです。師走とは年末の忙しい時期のあいさつ文に使われるように12月のことを指します。今でもこの時期のぶりを「寒ブリ」と呼び、産卵期前で脂が乗っていて最もおいしいと言われています。

薬膳では、体を温め気血を補う作用があるとされ、貧血や高血圧の予防、寒さによって低下する胃腸の働きを助ける作用があるといわれています。

魚油には体によいとされる不飽和脂肪酸のDHA・EPAが多く含まれます。血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし血液をサラサラにする効果があるとされ、血栓や動脈硬化の予防に役立ちます。また、DHAには脳を活性化させる作用があるため、認知症の予防にも効果が期待されています。

栄養面では、糖質、脂質の代謝を促すビタミンB1やナイアシン、貧血予防に欠かせない鉄分やビタミンB12、肝機能を強化するタウリン、骨や歯を丈夫にするカルシウム・ビタミンDなどの更年期に積極的に摂りたい成分が揃います。また、鉄分はビタミンCを一緒に摂ることで吸収率が高まりますので、定番の焼き魚や刺身にレモンを絞る組み合わせはおすすめです。