食材の色分け=体を温める温熱性/=体を冷やす寒涼性/=温めも冷やしもしない平性

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材料 (30㎝フライパン)

  • くるみ   150g※
  • 黒糖粉末  50g
  • 水     大2
  • (オーブンシート 工程④で使用)

※くるみはフライパンに広げて重ならない分量で

作り方

  1. くるみをフライパンに広げ、中火で5分ほど煎る。
  2. 黒糖と水を合わせておく。
  3. フライパンから①を取り出し、②を煮詰め、①を戻してよく絡める。
  4. オーブンシートにくるみが重ならないように広げて冷ます。
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冷めるまで放置

くるみの薬膳効能

【五味】甘味
【五性】温性
【帰経】腎肺
【効能】固精・温肺・平喘・通便・健脳
【適応】腰痛・インポテンツ・遺精・頻尿・便秘・足腰の衰え・肌荒れ・慢性の咳と喘息
(出典元:日本中医食養学会、薬膳ハンドブック 現代の食卓に生かす「食物性味表」/ 監修.国立北京中医薬大学日本校)

くるみは、その形が脳に似ていることから、古くから脳の働きを良くするとされています。薬膳でも、脳の老化予防や集中力、記憶力の向上などの健脳作用があります。また、老化と関係の深い「腎」を強くする作用があり滋養強壮効果の高い食材とされています。さらに、肺を温める作用があり、呼吸器系の機能を高め慢性の咳喘息にも有効です。

栄養面では、くるみの主成分である不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロール値や中性脂肪を下げる作用があります。抗酸化作用の高いポリフェノールやビタミンE、カルシウムや鉄分なども豊富に含まれます。近年では、認知症予防に効果が示された研究結果が報告されています。これは、くるみに含まれる栄養素が神経伝達物質と新しい神経細胞の増殖を促進する働きがあるためです。

ただし、くるみは10粒程度でご飯一杯分のエネルギー量になりますので、食べ過ぎには注意が必要です。また、どんなに良い油でも酸化すると毒になる(発がん性を持つ)ため、ナッツの脂も例外ではありません。開封後は早めに使い切れる量を購入することをおすすめします。

薬膳では老化予防には「補腎(腎機能を助ける)」といわれています。上記の本はそれを裏付ける内容になっていて面白いです。リンは加工食品の多くに含まれているのでご注意下さいね。

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