お馴染みの緑茶も立派な薬膳茶!
毎日飲むお茶だからこそ、ちょっと意識するだけで体が喜ぶこと間違いなし(‘ω’)ノ
スーパーで見かけないものは、私がいつも購入しているサイトのリンクを貼っています~。
■文字を性質別に色分けしています(詳しくはこちら)。
・赤・・・温熱性/身体を温め、内臓の働きが活発となり、血液の流れも良くなる。
・青・・・寒涼性/身体を冷まし、体内で発生する炎症を抑えたり、血液の浄化をする。
・黄・・・平性/身体を温めも、冷やしもしない、平和な性質。
<目次(おすすめのお茶)>
★カフェイン…お茶の苦味成分。脳血管を広げ血流を促進し、脳を興奮させて眠気を覚ます働きがあります。
★タンニン(カテキン)…お茶の渋み成分。高い抗菌作用がありますが鉄の吸収を妨げるので、貧血気味の方は食前・食事中・食後は控えめに。
【緑茶】生ものを食べた後に
性質は寒性で、カフェイン・タンニンを含む。
お馴染みのお茶ですが立派な効能があるんですよ。
解毒、抗菌作用に優れていて、生ものを食べた後におすすめのお茶です。
寿司屋のあがりも緑茶ですね。
また、清熱効果が高く体内の余分な熱を収める作用があるとされ、頭をスッキリさせたい時、カゼを引いて熱がある時に有効です。
寒性という性質は加熱しても変わりませんので、温めて飲んでも身体を冷やします。
ですので温まろうと思って飲むお茶には向いていません。
胃腸の弱い方も胃の働きが悪くなるので飲み過ぎには注意しましょう。
栄養素的には、緑茶に含まれるカテキンが注目されています。
カテキンはポリフェノールの一種で高血圧・動脈硬化・ガンの予防効果があるとされています。
また強力な抗酸化作用があり、免疫力を高め老化予防効果も期待されています。
緑茶でうがいをすると粘膜を殺菌してくれるので、ちょっとノドがおかしいなというときにおすすめです。
緑茶のカフェインはきついといわれていますが、カフェインの興奮作用を抑える働きをもつテアニンというアミノ酸も含まれているのではっきりとはわかりませんが、不眠が気になる方は午後は控えめに。
【ほうじ茶】リラックスして温まりたいときに
緑茶を焙じて(焙煎)作られたお茶で性質は温性に変わるとされています。
緑茶に含まれるカフェインやタンニンは、焙じる(焙煎)ことでほとんど壊れてしまうといわれています。
ですが、焙煎されることで「ピラジン」というあのこうばしい香り成分が生まれます。
その香りにはリラックス効果があるとされ、さらには血流を促し体を温める作用があるといわれています。
ですので「ほうじ茶」はいつでも飲める穏やかな性質のお茶で、就寝前にもおすすめです。
【黒豆茶】貧血・更年期症状の緩和に
性質は平性。カフェインは含まないが、タンニン含む。
タンニンを含みますが、鉄分が多く含まれるお茶なので貧血の方におすすめです。
薬膳では黒い食材は老化と関わりの深い「腎」の機能を高めるといわれていて、黒豆は体内の水分代謝を促し、むくみや頻尿、腰痛、月経不順などに作用するといわれています。
また大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするといわれていて、更年期症状の軽減に役立ちます。
黒豆に含まれる青紫の色素アントシアニンは目に良いとされ、視力の向上や眼精疲労を回復させる作用があるといいます。
また抗酸化作用が高く、あらゆる老化現象の原因といわれる活性酸素を除去する働きがあるので、アンチエイジング効果も期待できます。
スーパーに売っていて価格もお手頃なので40代からのおすすめのお茶ナンバーワンです。
【ルイボスティ】シミ・お肌の老化が気になるときに
性質はアフリカ原産の為はっきりわかりませんが、温度差の激しい気候で育っているということなので温めも冷やしもしないだろうといわれています。
ノンカフェイン・微量のタンニンを含む。
アンチエイジング効果が期待できるといわれて注目を集めたお茶ですね。
その注目の成分は、シミやしわ、細胞の老化現象を引き起こす原因といわれる活性酸素を除去する「酵素」が豊富に含まれているとのこと。
また、花粉症などのアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン成分「ケルセチン」が含まれているので、アレルギー症状の緩和にも効果が期待できます。
ノンカフェインでタンニンも微量なので食事中にもおすすめのお茶です。
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【ハブ茶】便秘・眼精疲労に
性質は微寒。ノンカフェイン・タンニンは含む。
「ハブ茶」の原料は、マメ科のエビスグサの成熟種で「決明子(けつめいし)」という漢方薬にもなっています。
「決明子」という名前は、目に活力(明かり)を与えるという意味があり、中国では古くから、眼精疲労や目の充血解消のための民間薬として使用されてきました。
今では「アントランキノン誘導体」という成分に、肝臓の機能を補助する作用があることがわかっています。
肝臓の働きが良くなるということは、中医学では経絡でつながっているとされる目の調子も良くなると考えられます。
眼精疲労の緩和に作用するというわけなんですね。
また、漢方薬の「決明子(けつめいし)」には潤腸通便作用もあるので、ハブ茶も同じく便秘解消にも役立つとされています。
これには「アントランキノン誘導体」という成分が腸のぜんどう運動を高めることがわかっていて、今では便秘薬にも含まれている成分だということです。
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【プーアール茶】脂っこい食事の後に
性質は涼性(温性ともいわれている)。カフェイン・タンニン含む。
脂っこい食事をした後の胃の不快感、肉食による胃もたれの改善にはプーアール茶がおすすめ。
消化不良を感じるときや、痰が絡むときなどスッキリさせたいときにも役立ちますよ。
ダイエット茶として有名で、脂肪の吸収を抑える働きがあるともいわれています。
麹菌を使って発酵させたお茶なので独特の風味があります。
カフェインとタンニンの作用が強いせいか、胃腸の弱い方は空腹時は避けた方がよいそうです。
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【はと麦茶】吹き出物・肌トラブル・むくみに
性質は微寒。カフェイン・タンニンは含みません。
昔からイボとりの民間療法として使われいたハトムギですが、「薏苡仁(よくいにん)」という漢方薬にもなっています。
イボとり、吹き出物、肌荒れに効果があるといわれています。
それは、イボをとってしまうほどお肌の表皮の状態を整えてくれるということから、お肌をなめらかにすると期待されています。
また、体内の停滞した水分を老廃物として排出する作用があるとされ、水分代謝を促しむくみや頻尿の改善にも効果が期待できます。
お茶には煎ったハトムギを使うと簡単です。
どんなお茶とも合うのでブレンドするのがおすすめです。
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こちらはそのままでも食べられますよ。
ご飯と一緒に炊く場合は、外皮を除いた生のものがおすすめ。
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【杏仁茶】咳・便秘・乾燥肌に
性質は微温。カフェイン・タンニンは含みません。
杏仁豆腐でお馴染みの「杏仁(きょうにん)」です。
バラ科のアンズの種子が原料で漢方薬の原料にもなっています。
肺と腸を潤す作用があり、咳、便秘、肌の乾燥の改善に効果が期待できます。
市販の「杏仁霜」には原料が杏仁ではなくアーモンドで代用されているものが多いのでご注意下さい。
アーモンドパウダーでは効果が期待できません。
私が楽天で購入している「杏仁粉」は杏仁100%で砂糖も入っていないものです。
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お湯を入れて、蜂蜜や牛乳を加えて頂くのがおすすめです。
杏仁豆腐も作れますよ!(レシピはこちら→なめらか肌になる「杏仁豆腐」)
【よもぎ茶】冷え性・貧血に
性質は温性。ノンカフェインですが、タンニン含む。
薬草のイメージが強い「よもぎ」ですが、手軽にお茶としても使えるんですよ。
漢方薬にもなっていて「艾葉(がいよう)」と呼ばれ、婦人科の要薬とされ不正出血、冷えによる月経痛などに用いられています。
袪湿作用といって身体の余分な水分を取り除いてくれる作用があるので、水湿停滞によって起こる胃腸機能の低下、湿疹などにも効果があります。
お茶にも同じような効果が期待できるので、身体を温めたい時、冷えによる月経痛・肩こりなどがあるときにおすすめです。
「冷えは万病のもと」といわれるように、あらゆる内臓機能を低下させ病気を招くだけでなく、老化も促進してしまいます。
血の巡りが悪くなるとシミ・くすみの原因にもなりますので、普段から身体は冷やさないよう心がけましょう。
【甜茶】花粉症・アレルギー症状に
性質は平性。ノンカフェイン・タンニンは多く含む。
詳細は、花粉が飛ぶ前に「甜茶(てんちゃ)」の記事をご覧ください!
花粉症だった私が、3年目にして薬を飲まなくてもよくなりました( `ー´)ノ
お役に立てれば幸いです。
【桑の葉茶】甘いものを食べ過ぎた後に・糖尿病予防に
性質は寒性。カフェイン・タンニン含まない。
「桑葉(そうよう)」という漢方薬としても有名な「桑の葉」は、血流が滞ることから引き起こされる頭痛を改善するといわれ、感冒などの発熱、頭痛の改善に役立ちます。
中国では薬草として使われていた「桑」は、日本でも昔から「のどが渇いて水がたくさん飲みたくなる飲水病に験あり」といわれ、つまり糖尿病によいお茶として使われてきました。
今では、桑に含まれるデオキシノジリマイシンという成分に血糖値の上昇を抑える働きがあることがわかっています。
また、体の熱を冷ます作用があるため、熱やカゼの症状のほか、目の充血、眼精疲労などにもよいとされています。
ほかにも、血中コレステロールの低下、動脈硬化の抑制などの報告もあります。